10.民事再生の前提2

ここでは借金整理の方法の一つである民事再生について、民事再生を裁判所に申し立てて、その結果裁判所に民事再生を許可してもらう、その前提とも言える条件について紹介しています。皆さんが現在実際に多額の借金を抱えていて、もし民事再生による借金整理を行なうことを考えているのなら、まずは皆さんの条件が以下の条件に該当しているかを確認したほうがいいでしょう。また皆さん自身の条件が果たしてこれらに該当しているかどうか、なんとも言い難い状況であるならば、一度借金問題の専門家に相談してみるとよいでしょう。
②現在あるいは将来、安定した収入が見込めること
私達が比較的よく知っている自己破産の場合、その最大の特色は借金を帳消しにすることにあります。ですがそうした自己破産手続きとは異なり、民事再生手続きは借金を100万円または借金総額の20%にまで圧縮し、計画を立てて3年間で返済していく手続きです。ここで注意して頂きたいのは、あくまで将来の返済が前提で、決して借金が全てなくなる、というわけではありません。従って裁判所より民事再生の許可が下りた後も、減らした後の借金を引き続き返済していく事が必要になります。そのためには当然ながらある程度安定した収入があることが条件として求められます。もし仮に収入が0であるのなら、当然ながら民事再生の前提条件をクリアしていないことになります。例えば現在借金が500万円以下の場合だと、借金が最高でも100万円に減額されるわけですから、将来3年間に渉って月々3万円支払っていくことになりますが、それができるなら民事再生の前提条件としてはOKということです。安定した収入が必要となると、民事再生の申立人は会社員か何かでないといけないようにも思えますが、何も会社員等である必要はありません。たとえ民事再生申立人がフリーターであっても、毎月定期的な収入があるのなら問題ありません。
③住宅ローンを除いた借金の額が3000万円を超えないこと
民事再生の場合、もう一つこのような条件がつけられています。ですが実際のところこの条件に関しては、民事再生申し立てを考えている殆どの人がクリアしていると思います。

以上が数ある債務整理の方法のうちで、民事再生に関して設定されている条件です。もし実際に多くの債務を抱えて苦しんでいる人で、以上の条件を満たしている人は、民事再生の長所短所をそれぞれ比較しながら、民事再生を申し立てるかどうかについて真剣に考えてみてもいいのではないでしょうか。