3.利息のカラクリ2

ここでは任意整理を行なう上で、債務者が弁護士事務所や司法書士事務所を訪れる前に、個人的に債権者と接触して、そこで実際に生じたケースについて紹介しています。債務者が個人的に債権者と話をして、毎月の返済額の軽減等を申し入れたとします。それに対して債権者が快く応じてくれたとします。ですがここで債務者は単純に喜んではいけません。債権者が毎月の返済額の減少に応じてくれたり、或いは利息のカットに応じてくれたとしても、それが必ずしも債務者にとって得をしているとは限りません。寧ろかえって債務者の負担が大きくなってしまっていることもあります。ここではこのようなパターンについて紹介しています。
また同じような事例として、そういったケースの中には毎月の返済額を下げるだけでなく「今後は利息なしでいいですよ」と債権者から言われるケースもあるようです。これも一見債務者にとっておいしい話のように聞こえますが、そのような場合は今までに既に5年を超えるような長期間の支払いをしていることが多いのです。
5年以上もの長期返済とは一体何を意味しているのでしょうか。実際のところ消費者金融に5年以上等の長期の返済を続けていると、既に元金がなくなっている場合や過払い金が発生している場合があります。過払い金とはその名の如く、本来返済しなくてもよいにも拘らず、余分に返済してしまった。本来返済するべき額を超えて余分に返済してしまったお金を指します。
その場合には、債権者の立場に立って考えれば既に借金の元金を回収できていることになります。そしてそのまま高い利息を取り続けたことになります。従ってその場合債務者の側が任意整理のような法的手段をとってきた場合、過払い金として今度は債権者側が多額の返還に応じなければならなくなります。そういった事情があって債権者が利息のカットに応じてくれる、といったことがあるのです。ですが当然ながら債務者の側から見れば、過払い金は本来払う必要のないお金ですから、きちんと手続きをすれば支払う必要のないお金です。任意整理を行なって借金を整理する場合、整理の対象となるのは往々にしてこの過払い金の部分なのです。